2023年8月29日

毛糸の帽子

暑い暑い 、まだまだ暑い盛りに、なぜか編みたくなってしまったのでした。
前に編んだことがある帽子を、こんどは自分サイズで。

糸は手紡ぎのコリデール60g、針は5㎜(9号くらい)です。

今回学んだことは、縄編みがはっきりくっきり見えるのは、白っぽい糸だということ。
アランセーターに白が多いのは、そのせいかな…



2023年8月21日

紙で筥迫(はこせこ)

昔の道具を紙で作るという催しでしたが、夏休みの平日に子どもの姿はなし。
2週間ずっとやっている催しとはいえ、行ったときにはほかに参加者もなし。
おかげで筥迫の話を聞きながら、ゆっくり作ることができました。

この筥迫はずいぶん手間がかかっていて、厚紙を切って、組み合わせて紙をはるという手順です。
紙工作ですが、本物っぽくて、よくできていると思います。
厚紙には手書きで切り取り線が引いてあって、大きさや構成は担当の方が考えたそう。
これを何人分も用意しておくなんて、すごいです。


左から胴締めとにおい袋、本体、かんざし差し。
写真では、かんざしのかわりにレース編みの針をさしています。
房は、担当の方がその場にあった糸でササッと作ってくれました。
それもまた、すごい…


ほんとうなら、千鳥掛けで本体の脇を綴りあわせるのでしょうが、工作はここまで。
なので、ものを入れることはできません。

家に帰って、胴締めのひもがゆるまないようにビーズをつけました。
千鳥掛けは…




2023年8月14日

棒機でポケット付きの袋

たて糸をわけて、わけたところを別のよこ糸を使って織るとスリットができます。
それを半部に折って、端をかがってポケットに…ということで、今回は織ったものを袋にしないといけません。

織る前に、袋の幅からたて糸の数を考え、袋部分、ポケット部分、ふたを全部あわせた長さを考え、ちょっと柄を入れたいなと思って、それをどうするか考え…

いろいろ考えてたて糸を張ったのに、半分くらい織ったところで、このまま織っていくとふたができない!
それどころか、袋もうしろの長さがたりない!

やむをえず、やりたくないけど、四方ミミに。
たて糸の本数が多いので、たいへんなんです。
しかも、糸が割れてきて、たて糸をきちんと分けるのがむずかしくなっていました。

しぶしぶ、途中で中筒を手前に移して、機を前後逆にして反対側から織っていきます。
これ以上織れないところまでがんばったら、中筒と糸綜絖をはずします。


ここからは織るというより、1目ずつ縫っていくようなもの。
たて糸を上下にわけて、2本のよこ糸を通します。
針が2本なのは、よこ糸が途中で交差しないようにするためです。


最後の段は、たて糸を上下にわけて1本のよこ糸を通します。


波うっているところが、針でたて糸をすくって織ったところです。
柄がピッタリあうかどうかは運しだい ですが、運がなくて2段たりませんでした。
ポケットは3つ。


スリット部分を半部に折って、端をかがります。
教えてもらったヴァン・ダイク・ステッチでかがると、つなぎ目がチェーンステッチのようになりました。


ファスナーとタブをつけて、課題を終了。
たて17㎝、よこ23㎝、ポケットの深さ6㎝、全部手縫いです。


こちら側にはポケット袋が3つ並んでいます。


織り目が乱れた最後のところは、ポケットのうしろ。


ポケット口は袋の内側にあります。



2023年8月8日

パタパタ、続き

作り方を覚えているあいだに、残りの古いパタパタを解体修理しました。

ひとつは使ってあった布テープを洗って再利用。
たりないところだけ布テープにしています。
柄違いの4種類の紙をはってあったのは、3種類にしました。
端の1枚はテープが半分しかないので、そこだけ3種類の紙しかはれないからですが、うまく紙がはがせなかったからでもあります。(紙も、きれいなのは再利用…)



そして、紙のパタパタには持ち手をつけました。
アイスキャンディーの棒が、ピッタリ!
持ち手があると、動かしやすいです。


2023年8月3日

紙で作るパタパタ

木でパタパタを作るのは、ちょっとハードルが高いので、紙で作ってみました。
紙箱をひらいて材料にして試すと、重さがたりないのか紙テープがしっかりしているためか、うまくできませんでした。
重くするために厚みのある紙を切るのはたいへんなので、うすい紙を2枚重ね。
そこで、ふっとひらめきました。
紙のあいだにテープをはれば、表側にテープののりしろがでないので、すっきり!

紙箱の紙と障子紙を使って、「からくり玩具をつくろう 江戸時代で遊ぶ本」の大きさで作りました。
テープのつなぎ方は本と同じですが、最初に全部はってしまわないで、1枚目の紙から順にはっています。
紙の表(紺色)と裏(灰色)を使った、2色のパタパタです。

最初の紙にテープをはって、紙を上に1枚かさねてはります。
テープがない面の色を紺にしたかったので、ここでは灰色を上にしています。


左のテープを右側に折って、紙を裏返します。


裏返すと紺色。
次の紙は紺色を上にして右に置いて、1枚目のテープをはります。
左に2本、右に1本の新しいテープをはります。
紺色を上にして、紙をかさねてはります。


左のテープを右側に折って、紙を裏返します。


裏返すと灰色です。
次の紙は灰色を上にして右に置いて、2枚目のテープをはって、あいたところに新しいテープをはります。
こんどは左に1本、右に2本です。




紙をかさねてはって、左のテープを右に折って紙を裏返して、次の紙を置いてテープをはる…
このくりかえしです。





最後の紙は、新しいテープをはらないで紙をかさねてはります。
何枚でも好きなだけ紙をつなげることができますが、最後もテープがない面を紺色にしたかったので、ここは紺色が上。


テープがない面を外側にして折りたたみます。
持ち手のかわりに、1枚目の紙の両端を指ではさむように持って動かします。


古いパタパタも、水にひたして紙とテープと接着剤をとって作りなおし、新しいのにも2色の紙をはりました。
紙は、木の両面、テープの両面にはっています。